全員社会人が参加する修士課程
(2010年7月20日 17:56)
2010年7月20日 17:56
今年度から千葉商科大学大学院において中小企業診断士養成コースが開設されました。 このコースは同大学院の3研究科(商学研究科、経済学研究科、政策情報学研究科)合同の課程として設置されています。
2年間にわたるこのコースを終了し、学内の所定の試験に合格すれば、修士課程の資格と共に、国家資格である「中小企業診断士」の資格が与えられるものです。
私は、図らずも本コースのごく一部の授業を受け持つことになり、前期の担当を終えました。 国家資格を与えるわけですから経産省(中小企業基盤整備機構)が定められた授業内容に則して相応しい実力をつけてもらう必要があります。
今回は第1回目であるので、授業を担当する教授陣も、事前に中小企業大学校において3日間の研修を受けました。
このコースの受講資格は中小企業診断士第1次試験の合格者であり、第1回の今年は試験をパスした16名が研鑽中です。
講座は、週末(土日)を中心に行われるもので、受講生全員が社会人で28歳から60歳まで、平均年齢42歳となっています。
千葉商大においては、以前から産学協同の実践的な学問が行われており、今回の企画は画期的なものと言えます。
私が初めて授業を担当するにあたって、どのような内容にすべきか大いに悩みました。
一般的な事柄は、選定した教科書を読んでもらうか、インターネット情報で、おおよそ理解できるはずです。
いかに診断士として独立するうえで、また後期に予定されている実習(実際に企業訪問する課程)に役にたつことを伝えられるか、難しい問題に直面しました。
現在の流通業が直面している課題は、いわば構造的なものであり、商品構成や店舗レイアウトなどの技術的なことで課題が解決できるとは思えません。
そこで典型的な流通小売業の形態である大型ショッピングセンター(SC)と旧来型の商店街の現地視察を行って、様々な観点から考察してもらうことにしました。
改めて私自身も小売業の構造的な問題を根本から考える良い機会になりました。
少しでも私が毎日の実践(現場)で考え実践してきたことが、彼らのお役にたてたのであれば幸いです。
受講生は月曜から金曜日まで自分の仕事をして、土曜と日曜は朝から授業を受けるので相当の覚悟と努力が必要です。彼らは熱心で目は輝いていました。
実際に社会人としての経験のある人たちが勉強することによって、本当に実践的な理解ができると思いますし、社会に貢献できるのではと考えます。
この講座が是非成功裡に終えることを願っています。
以上


代表取締役紹介