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全日本生涯野球大会
5月28日(土)29日の両日、長野県で「第17回全日本生涯野球大会」が開催された。私は昨年に引き続いて横浜のチームの一員として参加した。
この大会の参加資格は原則として年齢が60歳以上である。
私は、横浜の40歳以上の「フォーティーズ野球倶楽部」というリーグに所属してリーグ戦を戦い、毎年約30試合を消化している。

このリーグの中から60歳以上のメンバーでチームを編成しての参加である。私は「この歳でこれだけ野球ができるのは希少価値だ。」などと思っていたが、この大会に全国からなんと178チームが参加するのである。
8チームが一つのブロックになっており、トーナメント方式で試合をして優勝を争うことになる。決勝まで3試合、仮に負けても2日間で3試合を行い、結局グループごとの1位から8位までの順位が決まる。
ブロックで優勝すると一つ上のクラスに昇格する仕組みのようである。
全国でこれだけ高齢者の野球が盛んなのかと今更ながら驚く。
参加する選手だけで約3000名。開会式の長野県営上田球場は元気な「おじさん」のユニフォーム姿で埋め尽くされる。上田市を始め千曲市、戸倉町など30のグランドで一挙に熱戦が繰り広げられる。宿泊は戸倉、山田温泉が中心となってホテル・旅館は満杯となる。大会連盟を中心として、行政も全面的に協力して運営されるが、大変なエネルギーであろうと想像できる。また、これは大変な「街おこしイベント」である。
約3000名が宿泊して飲食しさらに土産物を買っていく。7000万円から1億円は地元に金が落ちるのだろうかなどと計算してしまう。商業関係者の習性であろうか。
観光地は、ゴールデンウィーク後の比較的閑散な時期に、地域にとって良い企画であろう。参加者も少年時代の気持ちに戻って、仕事も煩わしいことも一切忘れて2日間野球に没頭できることは誠に幸せである。

「街おこし」は、商店街に駐車場やアーケードを造る事ではなく、人と人との触れ合いを基本としたソフトこそが重要だと日ごろから主張してきた。
改めて、自分の好きな野球を通じてこのことを再認識した次第である。
また、商業の世界でもアクティブシニアのマーケットはいくらでも開拓の余地があることも実感した2日間であった。


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