4月から日本SC協会事業として「SCアカデミー」がスタートした。
(これについては3月にコメントしているが)
1年間を通じて金曜日の午後6時30分から開校され、受講者は43名である。
場所は、法政大学のご協力を得て市谷の校舎で行なわれている。
私は、SC協会の事業開発委員長としてこれを起案し、委員の皆様や外部の先生方の絶大のご協力を得て4月5日に開校式を行なうに至ったものである。
その後、順調に推移しているとの報告を受けていた。
しかし、実際にどのような雰囲気でSCアカデミーが行なわれているかを見たいと思っていた。先日、見学する機会があった。
受講者43名は殆どが東京勤務者ではあるが、中には毎回新幹線を利用して駆けつけてこられる方もいる。それぞれ企業の中では中心的役割を担っている方々なので、毎週スケジュールを調整するだけでも苦労の多いことであろう。
今年は、第1回とあって各企業が推薦してきた人材は、かなり優秀な方々が多いようである。また独立してコンサルティング会社を経営している社長が参加されているなど、全体のモラルは高く、熱心に授業が行なわれていた。
授業の現場に接して、「この事業がスタートできてよかった。」と実感し、感慨深いものがあった。
所属企業の異なる1期生43名が1年間にわたって共に学ぶことにより、彼らは企業を超えた濃い人脈が出来上がるはずである。
SC業界は、意外と狭い業界である。だからこそ、この業界のネットワークは今後貴重な、有力なものになる筈である。
SCアカデミーは単に個人のスキルアップだけでなく、こうした企業間に交流、情報ネットワークが作られることがむしろ成果となるのかもしれない。
きっと業界にとって大きな財産となり、いずれこの人脈から新たなプロジェクトが進行する日も来ることであろう。期待したい。
以上
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