「地域と共生する」ということ
東京都江東区が所有する区民ホールの一つ、カメリアホール(江東区亀戸)において「第13回 田中久仁江コンサート」が開催された。
田中さんは亀戸第二小学校出身。かつてプロ歌手として活躍され、現在は当地でレストランを経営されている。
一人息子さんが大学を卒業され社会人になった。
ということは、彼女の年齢をおおよそ想像していただけるだろう。
私がこのコンサートと出会ったのは、商業施設サンストリートの経営に当たっていた時であった。
サンストリートに隣接する亀戸第二小学校のPTA会長をやられていたS氏が尋ねてこられ、
「かつてプロ歌手として活躍した田中久仁江さんの歌を聴く“くにちゃん会”という彼女と小学校の同窓生の人を中心とした会がある。会では、毎年1回手づくりコンサートを開催している。今年は地元で評判のサンストリートの施設の中でやらせてもらえないか?」
という話。
幹事役の皆さんは地域で中心になってPTA役員や町内会、消防団などで活躍されている方々である。私自身、サンストリートの開発計画を説明するための近隣説明会や学校関係との協議の席などで何度も顔をあわせてきたメンバーである。
喜んで協力させていただいて施設内の小ホールをご利用いただいた。
あれから7年くらい経つのだろうか。
その後、近くに立派な区民ホールが出来上がり、最近はここで開催されている。
この会は幹事の方々の献身的な情熱と田中さんの素晴らしいパフォーマンスに支えられて年々着実に立派に育っている。
私は、サンストリートの仕事(株式会社タイムクリエイト)を退任して3年が経過したが、今年もご連絡いただき、当日は日曜日であったので横浜の自宅から駆け付けた。
相変わらずの見事な歌声に感動し、その後に開催される100名以上が参加される楽しいパーティーに参加することができた。
パーティーには既に他校に転任された小学校の先生方も出席され、町内会の(私にとって)懐かしい皆さんとお会いすることもできた。
多くの方から「元気ですか」と声もかけていただいた。
このコンサートは、素人とは思えぬ見事な司会者、案内状・チケットの作成・受付係などすべてが“くにちゃん会”のメンバーにより見事に手づくりの運営がなされている。
なお発足以来、会費の一部は慈善団体に寄付されている。
SCとして協力できることは限られているが、サンストリートはご縁ができてから毎回喜んで何人かが参加させていただくことは勿論のこと、パーティーの中で行われる福引大会に商品を提供させていただき懇親の輪を広げさせていただいている。
SCが地域のコミュニティーとして機能し、住民の方々と密接な関係を構築することが極めて重要であると考えている。
こうした地域の素晴らしい活動を少しでも応援してこられたことは楽しいことであった。
直接SCの中で行われるコンサートでなくとも、このような地域とのご縁を継続していければ、と願っている。
このページのTOPへ戻る
HOME
|
サイトマップ
|
お問い合わせ